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一乗谷へ。その他自戒をこめて

唐門

今年の春の終わりに、数年ぶりに一乗谷(朝倉氏遺跡)に足をのばしました。

下木戸から上木戸まで歩いてみましたが、明媚なところです。
学生時代の恩師の受け売りですが、やはり歩いてみるべきです、認識が一変します。

朝倉氏五代、百年のあいだ(それ以前からとの説もあるようです)、
当地が朝倉氏領国の中心でありました。

一度来ているはずなのですが、随分と発見がありました。
大したことはないのですが自分の無知がよくわかって助かります。

個人的な印象ですが、復元武家屋敷が少しにぎやかになったようです。

朝倉館跡

パンフレットなどに、「あの白い犬のお父さんのふるさと」などと書いてあって、
何のことか少し考えてしまいましたが、帰宅して気がつきました。

諏訪館跡庭園

以下自戒のために。。。
以前もひいたことがあるかもしれませんが、
川瀬一馬氏『随筆 柚の木』(中公文庫)「文章」より

研究論文のようなものでも、文章には全くよく筆者の人間が現れるもので、
宣伝がましい気持の強い人の文は、推論に留まる結論を断定的に発表したり、
他人の美を蔽うことには至らざるなき神経を働かせて自己を巧みに誇示するなど、
表現もすべて派手になり勝ちである。
(中略)
しかし、結局、文章というものは、いかに文才があっても、
自分の思う程度のことしか書けないものである。


これを読んで思い起こすのは、
とある映画監督が、とある脚本家に対して、
おおよそ次のような言葉をかけたという話。

自分の頭のなかで100のことを考えても、
口に出せば10、文章にすれば1になる。それに耐えろ


誰から誰への言葉であったか、溝口健二から依田義賢へ…であったか、
どうしてもはっきり思い出せないのですが、
自分の思いなり主張を文章にすることの難しさをよくあらわした言葉だと思います。
それでいて、川瀬氏の言葉の通り、
「宣伝がましい気持」といった、覆い隠したつもりでも別な意図がある場合には、
それが無意識裡に文章にあらわれるというのもうなずけます。

ただただ修養あるのみです。以上、自戒のために。

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テーマ : 歴史
ジャンル : 学問・文化・芸術

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戦国・織豊期を中心に、あれこれ考えています。
単著『論集加賀藩前田家と八丈島宇喜多一類』(桂書房)、『宇喜多秀家』(戎光祥出版。シリーズ実像に迫る13)、『論文集宇喜多秀家の周辺』(同刊行会)・『宇喜多秀家と明石掃部』・『「大老」宇喜多秀家とその家臣団』・『豊臣期の宇喜多氏と宇喜多秀家』(以上、岩田書院)・『明石掃部の研究』(同刊行会)、編著『備前宇喜多氏』(「論集戦国大名と国衆⑪」岩田書院)、『前田利家・利長』(戎光祥出版)など。

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